ITPについて
ITPの特徴
ITPの特徴
年齢や性別によって発症しやすい時期が少し異なります
日本では約25,000人の患者さんがいると考えられています。毎年約3,000人がITPと診断され、どの年代でも発症する可能性がありますが、幼少期、20~40歳代、60歳以上の高齢期に発症のピークがみられます。20~40歳代のピークでは女性の患者さんが多く、男性の3~4倍と報告されています。他のピークでは男性と女性の間で発症に差はみられません。
血小板が減ったり炎症が起きたりするなど、複合的な免疫の調節異常が起きています
ITPは、生まれつきの体質や遺伝が原因ではありません。後から起きる免疫の仕組みの調節異常による病気です。
ITPでは血小板を誤って自分以外の“異物”とみなし、血小板を体の中から取り除こうとする免疫(自己免疫)がはたらきます。そのため、血小板を通常より多く壊してしまったり、血小板をつくる量が減ったりして、血小板の数が減少します。血小板が減ると止血ができず、出血が起こりやすくなります。
また、最近の研究では、ITP患者さんの体の中で炎症が起きていることがわかってきました。免疫が過剰にはたらくと、全身に炎症を引き起こす可能性があると言われており、ITPにおける炎症の影響について研究が進められています。
ITPの症状
あざなどの出血症状が出現しやすくなります
ITPでは、血を止めるのに重要な役割を果たす血小板が少なくなっているため、出血症状が出現しやすくなります。このことからITP患者さんでは、出血を予防できる血小板数(2万~3万/μL)の維持を目標に、治療が行われています。血小板がとても少なくなった場合は、脳内出血や消化管出血などの重篤な症状が起きる可能性もあるため、注意が必要です。
出血だけではなく、倦怠感や不安が日常生活に影響することもあります
ITP患者さんは血小板数の減少や出血症状だけでなく、さまざまな症状や負担を感じていることがわかってきました。これらの症状は、患者さんの日常生活に影響していると考えられています。
MAT-JP-2603304-2.0-06/2026