ITPと共に⽣きる
QoLへの影響
ITPは血小板数減少に伴う出血傾向だけでなく、日常生活に影響する症状も伴うことが報告されています
ITP患者さんと医師に行った大規模な調査※1では、80%の医師がITP患者さんの倦怠感や不安が患者さんの日常生活に影響していると感じています。倦怠感とは、日常的な活動が困難であったり疲労感が続いたりするなど、休息により十分に改善しない症状をいいます。
※1 I-WISh 試験:日本を含む13ヵ国でITP患者さん1,507人、医師472人を対象にITPの日常生活への影響について行った調査。
「ITPの症状で患者さんの日常生活に影響があった」と回答している医師の割合1)(医師472人中378人)
実際にITP患者さんの約60%が倦怠感を感じていました2)
倦怠感は、日常生活に大きな影響を与える重要な問題です。ITP診断時に患者さんの約60%が倦怠感を感じており、治療を開始した後でも約半分の患者さんが倦怠感を感じていました。
30%の患者さんしか倦怠感を医師に伝えていませんでした2)
しかし同じ調査によると、診断時に患者さんから倦怠感の症状を聞いた医師は30%にとどまりました。このことから、倦怠感を感じているにもかかわらず医師に伝えていない患者さんが多数いることが明らかになりました。
倦怠感などの目に見えない症状は、言わなければ医師も気がつかない可能性があり、患者さんから医師にしっかりと伝えることが大切です。
倦怠感を感じる原因はまだわかっていませんが、血小板数が十分保たれている場合でも、倦怠感を感じることがある点に注意が必要です。
女性にとって重い生理は、単に不便なだけではありません
仕事を休まざるを得ないなど、社会活動が制限されることが問題になっています
ITPの症状の中でも、過多月経※2は女性にとって大きな負担になっています。調査では、診断時に女性患者さんの約半数が過多月経を経験し、そのうち80%の患者さんは症状の中でもより負担が大きいと回答していました。過多月経は貧血のほかにも、外出を控える、公的行事をストレスに感じるなどの心理的な負担にもなっています。
※2 過多月経は月経血が多いことです。月経1周期に140mL以上が目安とされています。
ITP患者さんの多くは、自分の状態に不安を感じていました1)
ITPはこころの状態に影響して、時にはストレスや不安につながることがあります
出血症状や血小板が減少しているとき以外にも、日常的に不安をかかえて生活を送っている患者さんがいることもわかってきました。
⽂献
1) Cooper N et al. Am J Hematol. 2021; 96(2): 199-207.
2) Cooper N et al. Am J Hematol. 2021; 96(2): 188-198.
MAT-JP-2603323-1.0-06/2026